ロビンさんのワクワク研究室

ワクワク・トキメキ・ほっと一息。

花粉症を治したひと。

 

 

私の周りにも多いです、花粉症に悩まされている人。「昨日から薬飲み始めたよー」と挨拶代わりにおっしゃる。

目はかゆいしハナはかんでもかんでもいつ止まるのかどこにそんな水分が?ってくらい出るしもう顔ぐちゃぐちゃ、集中力なくなるしつらい。。。私も花粉症だったからわかります。

花粉症だった。

過去形です。治しました。立派な花粉症でしたが克服しました。再発してません。

あきらめないで。 

周りにつらそうな人が多いので、自分だけラクになったと喜ぶのではなく救いたい思いから「花粉症は治りますよ。」と一応話すのですが、そして大抵の人は「えっ、どうやって?」と訊いてくださるのですが、教えてもそれを実行する人は少数派みたいです。

いま受けている治療について、飲んでいる薬について、理解して納得して選んでいるなら構わないけれど、そうじゃない人も多い様で、、、

でも、、、つらそうだから。

大多数の人は、耳鼻科へ行って、処方された薬を飲んでその時季をやり過ごしますね。抗ヒスタミン薬の類ではないでしょうか。それは、対症療法です。その時だけとりあえず、少しでもラクにするために。でも、根本的に治すわけではない。私は、それがつらかった。

 

私が花粉症と戦ったのは、私が小学生だった頃。昭和です。まだ今のようにメジャーな病気ではなくて、でも小児科や耳鼻科に診てもらってDr.から言われたのは「最近の研究として、どうやら花粉が関係しているらしい」。

花粉!?当時小学生だった私には花粉と言われてもチューリップの花しか思い浮かばなかったです。チューリップ、そんなにまわりに咲いてなかったのにどういうこと???

今でこそ季節に関係なくマスク顔は日常として認められているけれど、当時は花粉症って言葉も、世間の理解もなくて、あるのは当時大騒ぎしていた都市伝説口裂け女だった。そう、かんでもかんでも鼻水が止まらないからせめてマスクをして隠したい、でも小学生です、学校でも道を歩いていても、もしや口裂け女では、といじめられたり疑いの目を向けられるのでした。息苦しくなるのに誰が好んでマスクなんか。このタイミングで。。

花粉症についての研究と治療法がまだ医療の分野で発展途上であったし、耳鼻科で「とりあえずこれを出します」と処方された抗ヒスタミン薬も点鼻スプレーも気休めにもならないのでした。Dr.の指示通りにしても私の場合は使い続けるとむしろ調子が悪くなるのを感じていました。

 

ほかにもいろいろやりました。飲み水を変えてみたり、体力をつけたほうがいいのかと市民プールにも通って泳いだ。全然変わらない。良くならない。

 

なぜ自分だけ風邪でもないのにくしゃみ鼻水鼻づまりが止まらないのか。ついでに目まで調子悪いのか。もう顔ぐちゃぐちゃ。集中できないし。わけがわからない。つらい。つら過ぎる。このままじゃ嫌だ。この状況を抜け出したい!!!

不条理を許せず小学生なりにあきらめずに調べるんです。当時はインターネットもパソコンもありません、何度も言いますがそもそも花粉症って言葉も一般的じゃなかった。で、地元の図書館へ行って、医療に関する本をたくさん借りてきて、必死に今の状況から抜け出すせめてヒントになりそうな記述はないものかと調べるんです。

 

そして、自分なりにあれこれ試して本も読んで次の考えにたどり着く。

 

「対症療法ではなく、私は完治したい。」

「まだ一つ試していない方法があるぞ。」

 

漢方の本に、自分の症状に近い記述をみつけた。当時経済的に豊かでなかった家庭に育ち、漢方薬はたいてい保険が効かない=高い、と小学生なりにぼんやり理解していたので、母に言い出すのは勇気が要りました。でも、つらかったんです、鼻水。

 

「耳鼻科に診てもらっても鼻水全然止まらなくてつらい。最後の手段でこれを試してみたいんです。漢方薬で、効き目が現れるまでに数ヶ月はかかるかもしれないけど、、、無理なら一ヶ月だけでもいい。お願いします。」

 

鼻をかんでばかりでつらそうにしている私の姿を母も間近で見ていたので、すぐに理解を得られました。瓶に入った錠剤の漢方薬は特に気になる様な匂いもなく、飲みにくいこともありませんでした。確か二ヶ月ほど飲んだところで、あれだけ悩まされた花粉症の諸症状は消えていました。翌年もその次の年もぶり返すのではないか、と心配していましたが、再発せずに、私は大人になった。

 

その後副鼻腔炎になった時も耳鼻科で出された大量の薬では完治せず、抗アレルギー剤と抗生物質ステロイド漬けになりかけたところを漢方が助けてくれたし、

風邪を引けばたいていこじらせて咳に苦しんでいたのに、ここ数年はひき始めに早めに葛根湯などを飲んで暖かくして寝れば、すぐに治ってしまう。私の場合は、漢方薬と相性が良いみたいです。

 

私が花粉症の治療に漢方薬を試したのはこれまでに述べた通りです。その時だけラクにする対症療法ではなく、完治したかった。毎年その季節に耳鼻科で処方されるような西洋薬を飲み続けるのではなく、漢方薬体質改善して再発しなかったら、それは遠回りの様で実は近道なのではないか。そういう考え方です。

 

西洋薬が得意とする症状や病気もあれば、漢方薬が得意とする症状や病気もあるでしょう。西洋薬にしろ、漢方薬にしろ、一人ひとり相性もあるでしょう。花粉症に苦しんでいる人 全てに漢方薬が効くとは限らない。だから特に勧めたりはしません。

 

ちなみに私が花粉症で苦しんだ時に飲んだのは小青竜湯でしたが、もし漢方薬を試そうと思った場合は、一人ひとりの証に合ったものでなければいけませんから、自分で判断するのではなく、必ず漢方医や漢方薬局に相談の上で行ってください。