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ロビンさんのワクワク研究室

ワクワク・トキメキ・ほっと一息。

伝え方・繋がり方〜選挙での街頭演説や原発再稼動反対運動〜

社会

これまで

候補者による選挙活動といえば、ついこの間までは車でただただ名前を大音量で連呼するだけだった。有権者として聞きたいのは政策であって、名前ではない。また、環境問題を大音量で訴える候補者には「お前が騒音だ。静かな居住環境を破壊しているじゃないか。矛盾している」と心のなかでツッコミを入れていた。

その後、

今年は従来の選挙活動スタイルに首を傾げる候補者や政治家、活動家の広がりを感じた。ずっと前からすでに路上で市民の声を聴く活動を行っていた山本太郎さん。選挙フェスの三宅洋平さん。スピーカーズコーナーの上杉隆さん。

うるさいだけでは、迷惑なんだ。名前を連呼するだけでは、訴えたいメッセージが伝わってこないんだ。

表現の仕方は人それぞれあるんだと思う。

音楽を使い、流すにしても好みのジャンルは人それぞれだ。それは理解した上で。

先日、原発再稼動反対の運動に参加してきた。

私は自宅から浴室用のウオークマン小型スピーカーを持参した。見た目よりとても良い音のするスピーカーである。どの位いい音かというと、目の前で本人が生演奏しているように聴こえるほどの音質の良さである(^^)これで、忌野清志郎さんの曲をかけたかった。「これ、かけたくて持ってきたんですけど、大丈夫ですかね?」そばにいた方に尋ねる。どうやら置き場所だけ気を付ければ問題無さそうだ。スピーチする人の邪魔にならないように反対側に向けて大音量にならないようにかける。途中夕立があったが、浴室用のスピーカーなので少々の雨にも強い。頼もしい。

原発の運動でそのわりに彼の曲が聴こえてこないのはなぜなのか、といつも疑問に思っていた。テレビじゃないから著作権も関係ないだろう。私はただただ彼の

サマータイムブルースを同じ反原発で集まった仲間と口ずさみ、その歌が広がって大合唱になればいいと思った。

清志郎さんは福島の事故が起こるずっと前からその危険性はもちろん、おそらく原発ビジネスのカラクリにも気付いていて、「原発要らねえ。危ねえ。欲しくねえ。」と訴え、孤独な戦いをしてきた。

抗議行動で隣に立っていた女性が「音楽があるといいわね」と言ってくださった。共に活動する仲間として気遣ってくださったのかもしれない。これは三宅洋平さんの活動で教わったことなの。。。私は心の中でつぶやいた。

表現の仕方は、人それぞれあるんだと思う。ここからは個人的な好みとして聞いてくれて構わないが、私はただやみくもに「◯◯反対!」とシュプレヒコールを繰り返すやり方が時に必要で効果がある場面もあるかもしれないと理解しつつ、そのやり方があまり好きではない。小さい頃から音楽が好きで音楽がないと生きていけないタイプということもあるが、反原発であれ、戦争反対であれ、高江のオスプレイパッド反対であれ、耳に痛いシュプレヒコールより、軍歌のような歌より、「島人ぬ宝」や「サマータイムブルース」の

祈るような歌声が広がって行く、そのさまのほうが、人の心を揺さぶるのではないか。相手に、誰かに、訴えることができる、届くと思うのだ。

街中での原発再稼動反対を声高に叫ぶだけでは、仕事で疲れてくたくたになった帰り道のサラリーマンにも、プライドを持って仕事ができなくなっている電力会社社員にも、温かい心の交流を持てない戦争屋たちにも、立ち止まって訴えを聴いてもらうのは難しいのではないか。どんなに真っ直ぐな思いで一生懸命に行動していても、伝わらないやり方では意味が無い。うるさいだけの訴え方になってはもったいない。

また、わかりやすい話し方や耳に心地よい音楽や歌声、踊りなどを用いた活動は、伝えたい相手に聴いてもらいやすくなるだけではなく、現政府への怒りを胸に抱えつつも活動者自身が

心地良く参加できる

というわけだ。心地良い活動、楽しい活動であれば持続する。また、共に活動する仲間を増やす上でも有効だ。その運動を広げたい時に、

参加しやすい工夫

をするのは大事だ。

これまでほかの人がやってこなかったやり方を用い、勇気を出して様々な行動に移している三宅洋平さんは叩かれやすいが、彼の選挙フェスでどれだけ多くの国民がこの国の生きづらさのカラクリを教えてもらったか。エネルギー問題、TPP、国防の問題、食の安全、税金の使われ方、日本会議経団連、緊急事態条項、日米原子力協定、ベーシック・インカムODA...短期間にこれほど多くの人々にわかりやすく教える人はほとんどいなかったではないか。

現政権のもと、理不尽な日々の生活で疲弊し思考停止になっていた国民

を目覚めさせたという点で彼の功績は大きい。彼は耳に痛いこれまでの選挙演説スタイルではなく音楽で、わかりやすい言葉で、たくさんの人々を集め一見難しそうなテーマを、次々と説明してくれた。ただ怒鳴るだけだったら、あんなに人は集まらないし、熱中症が心配される暑さの中 長時間そこにとどまって話を聴き続けたりしないだろう。

北風と太陽の、太陽のやり方

のほうが、比較的人は動いてくれたりするものだ。

 

高江でも途中集まった人たちが三線の演奏でカチャーシーを踊ったり、「明日があるさ」を歌う場面があったと知った。苦しい活動では続かない。とてもいいことだと思った。

サマータイム・ブルース

サマータイム・ブルース

 

島人ぬ宝

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