ロビンさんのワクワク研究室

ワクワク・トキメキ・ほっと一息。

自分を信じて、好きなことやろう!

クジャクグモの世界では、オスの求愛ダンスが気に入らないと、メスは食べてしまう」。たった今、TVでやってました。虫の世界でも動物の世界でも、異性をときめかせる「ダンス」。

 

人間だって。

 

私は随分と大人になってから、パントマイムとダンスを習い始めました。きっかけは一つではなくて、いろいろ重なって今がある。子供の頃から「ピエロ」のキャラクターに何故か惹かれて、好きだった。チャップリンも好きだったし、ロボット振りはじっと見入ってしまうし、マイケル・ジャクソンのムーンウオークも自分の身に付けたい、と思った。

 

大人になってから、ふと「これまで生きてきた中で一番幸せに感じたのは何をしている時だったか?」と考えた時、思い出したのが「小学校の時のフォークダンス」だった。ただし、フォークダンスなら何でもいいわけではなかった。

毎年、運動会が近づくと、一ヶ月前位からだったろうか、、、給食を食べ終え、ごちそうさまを済ませた途端、まだ満腹の状態で、全校生徒が校庭に出て、運動会に向けて

フォークダンスの練習をするのだった。マイム・マイムやジェンカの他、私が満面の笑みでテンションMAXで参加できたのが「オブラディ・オブラダ」だった。当時はまだ子供だったので、それが偉大なビートルズの楽曲であることはよく知らなかったと思う。でも曲がかかった途端、「やったー!!!」と飛び上がり、「なんだか理由はわからないけれど、これ楽しい。最高。ずっとこの時間が続けばいいのに。」と子供なりにその曲を最大限に味わい、楽しんだのだった。

ずっとこの時間が続けばいいのに。

 

原曲が一番好きだけど、カバーがCMで流れただけでうれしくなった。こちらはかわいいバージョン。

Ob-La-Di Ob-La-Da

Ob-La-Di Ob-La-Da

 

そうだ。

自分の気に入った曲に合わせて身体を動かすのは楽しい。

自分は膝が少し悪いけれど、どうやら膝が悪くても取り組めるダンスはあるようだ。。。好きな曲で踊れるようになりたい。不思議な動きができるようになりたい。気がついたら、あこがれのダンサーのレッスンに通っていました。

 

先日のダンスレッスンで、先生が各生徒のスマホで一人ひとりのアームウエーブの動画を撮ってくださいました。自分の動きを客観的に見ることは大事なんだ、もうダンス辞めようって落ち込んだりするけど、必要なんだ、だから毎回自分も撮ってる、全然できてなかったな、と思う時もある、プロだってそうだ、、、と先生は力説されて、

私は、あぁ、当たり前の感覚を持っている先生のもとでダンスを学べて本当に良かった、と思いました。

過去に、一緒にがんばっていた仲間と共に、某イベント(コンテスト)やストリートで、パフォーマンスをしたことがあった。出演の際、私は何度も「自分たちのパフォーマンスを動画に撮りたい。後で振り返って、どこが良くてどこがダメだったか、今後もっと良くなるために。」と言ったが、撮影が可能な環境であったにも関わらず、仲間は消極的だった。「撮れなくてもしょうがないよ」とか、「見ないほうがいいよ、がっかりするから」というような反応ばかりで、あの時私は、表には出さなかったものの、内心は怒っていた。あの時はその怒りを、うまく言い表す言葉がみつからなかった。でも、今教えてくださっている先生は世界で活躍するプロでありながら生徒一人ひとりのスマホで動画をとってくださって、いかに客観的に自分の表現を振り返ることが大事かを熱弁されて、そのプロセスがあって私は「あぁ、自分は間違っていなかった」と思えたし、かつての怒りに名前をつけ、少しすっきりしてまた前に進む気持ちになれた。

それは、つまり、「向上心」の問題なのだ。

もっと良くなりたい。もっと巧くなりたい。もっと。もっと。

その感覚を持っているかどうか、ということ。私が「どんなに下手で落ち込んでもいいいから、客観的に振り返って、次をもっと良くしたい」としつこく言って迷惑そうにしていた人とは、もう一緒に活動しなくていい。今は、もっと良くなりたい、と向上心を持った人たちと共にある。幸せだ。

 

タレントの野沢直子さんがTVで言っていた「自分の好きなこと/やりたいことに保険かけてんじゃねーよ!」も忘れられない。かっこいい。私を励ます言葉の一つだ。

 

たった一度の人生だから、自分を信じて、好きなことやろう。