ロビンさんのワクワク研究室

ワクワク・トキメキ・ほっと一息。

旅のしおり:スペイン・バルセロナ ④エンターテインメント

バルセロナに行って私がやりたかったことは、あこがれのガウディ建築をこの目で観たいということと、もう一つ、スペイン・バルセロナのエンターテインメントに触れる、ということでした。エンターテインメント大好き。大道芸大好き。外国の大道芸はどんな感じ?ガイドブックやネット動画ではなく、実際に生で体験したかった。そして、自分でもパントマイムとダンスを習っており、まだまだみそっかすの私ですが、いつか自分の納得するパフォーマンスを人前で、街なかで、表現できるようになったらいいなぁ、とそんな思いも持ちつつのバルセロナ訪問でした。

 

バルセロナで大道芸を観られる場所として有名なのはランブラス通り。スペインに詳しい知人から、事前に「あまり期待しないほうがいいよ」と言われていましたが、百聞は一見にしかず。行ってみました。 

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スタチュー(銅像芸)がほとんどでした。メイクや衣装には凝っているけれど、動きにワクワクしない。投げ銭が入ったらポーズを変える・握手や写真撮影に応じる、というスタチューがほとんど。もしかしたらこの通りでパフォーマンスをする際のルールでいろいろ制約があるのかもしれないけれど、歩き回らなくても大きい動きで無くてもいいから、もう少しパントマイムの要素を取り入れたりするとぐっと注目が集まるし、ワクワクするパフォーマンスになるんじゃないかなぁ、と勝手に思ってしまいました。これは好みの問題かもしれません。個人的な感想。

 

本当は自分でもパントマイムとダンスでストリートパフォーマンスをして、投げ銭1ユーロ稼いでくるという、大きくて小さな夢というか目標があったんですけど、今回はまだまだ練習不足で、、と話をしたら、行きの飛行機で隣の席になった方からは「あなたの名前を教えてくれ。今後活躍するかもしれないから」と言われ、そうなれるように精進します(;^ω^)と答え、現地の宿のオーナーさんにも「パフォーマンスどこでやるの?観たい」と言っていただき、練習だけします、とだけ告げたシウタデリャ公園まで実際に私の姿を探しに来ていただいた、ということもありました(もしかしたら心配してくださったのかもしれませんが(*_*;)。

バルセロナの街なかや公園内でダンスの練習をしている人を私は自分以外見かけなかったな。ちなみに私は、 空港内とバルセロナの信号待ちではひたすら “その場ムーンウオーク” を、公園内では “練習している人” という設定で風船のマイムとMJとようかい体操をやりました。悔しいけど練習です、練習。つくづく「ようかい体操とバルセロナは合わないな」と思いました(ΦωΦ)はい。 バルセロナでようかい体操を踊った数少ない日本人です(*´艸`*) 

ようかい体操第一

ようかい体操第一

  • マイコ
  • アニメ
  • ¥250

 何が言いたいかというと、いろいろ制約はもちろんあるだろうけれども、バルセロナにも日本にもまだまだエンターテインメントの入る隙間はいっぱいあるんじゃないか、ということです。パントマイムやダンスを観たい人がいるってことです。私は出会った人たちや場所に感謝して、いつか近い将来、実際にわくわくするパフォーマンスで楽しんでもらったり喜んでもらえるように、精進しようそうしよう。次にバルセロナに行った時は必ず成し遂げよう。楽しい宿題。

 

サルダーナ:カタルーニャ地方に古くから伝わる民族舞踊とのこと。カテドラル前の広場でやっている。

バルセロナの空港で、駅で、本屋さんで、ふと気がつく。「あ、スペイン語と、カタルーニャ語と、英語。表記が3つある」ってこと。しばしば独立問題もニュースになる「カタルーニャ」。

そのカタルーニャの伝統的な踊りを、ぜひ味わいたい。見学だけでもいいけれど、それだと、たぶん私のことだから記憶が薄れてしまう。実際にあの踊りの輪の中に入って、一緒に音楽に合わせて踊りたい。

旅に出る前から、YouTubeでどんな音楽か?どんなダンスか?チェックはしていました。むむ、日本人には、、、いや、私には?ちょっとわかりづらい・つかみにくいかな、、、。実際に観てみたところで、やっぱりすぐには踊れないかもと感じました。それで私はどうしたかというと、まず広場のベンチに腰掛けて、踊っている様子を観ながら、足だけはステップを真似して動かしてみて、ひたすら覚えようとしました。必死(;^ω^)3曲分ほど観て練習したところで気がつく「サルダーナは曲によってステップが異なるぞ」。あ、当たり前か。この短時間に完璧に予習して振り付け・ステップ万全で臨むなど、旅行者の私には無理だからそろそろエイヤッ☆と勇気を出して飛び込まないと、そもそも一体何時までやってるんだサルダーナ。

サルダーナが今後も続くように、と小銭を協会に寄付をして、その印にシールをもらったところで、曲が終わった。 

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 協会の方に尋ねてみる「サルダーナ、もう終わり?」

「30分休憩に入るだけよ。まだまだ続くわよ!」

その休憩時間をカテドラルの見学で時間をつぶし、サグラダ・ファミリアのステンドグラスとは違って伝統的なデザインでこれはこれでおもむきがあって味わい深いなぁ、とついでの観光が思わぬ良い時間を過ごすことになり

そうこうしているうちにバンドの生演奏の音が聞こえてくる ♫🎶♪♬♫🎶♪♬

サルダーナ協会の方の隣で踊れば、正しい振付を真似しながら動かせると思い、良さ気なポジションに飛び込む。踊りに参加している日本人は少ないな。荷物は輪の真ん中に積むから常に視界のなかにあり、泥棒に盗まれる心配がない。良いシステム!

「初心者だけど、いいかしら?」返事をもらう間もなくすでに始まっている曲、ダンス。私の右にカタルーニャ人、私の左には他の国からのツーリスト。お、私、なんとか真似して付いていけているじゃないか!

サルダーナの特徴的な振り付けとして、しばしば繋いだ手を上げたまま踊るかたちがあるのですが、私の左のヨーロッパ系のツーリスト(私よりも年配の女性)はこのポーズをキープするのが厳しいらしく(ちょっと観ていればそういうダンスだと心構えできそうだけれど、、、(~_~;)ともかく)、自暴自棄気味に「もうっ!しんどいのよっヽ(`Д´)ノ」と何度か繋いだ手を離してしまいました。その度に「私が持ち上げますから(^^)」と、こちらから手を繋ぎ直して、にっこり。私もしばしば肩こりストですけれど、ダンスは楽しく、ね。 

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 初心者の私にはリズムもステップも難しかったけど、なんとか踊れる!楽しい!サルダーナ\(^o^)/何曲か踊り、一旦休憩に入ることになり、無事楽しく踊れた感謝を右隣のカタルーニャ人にお礼を言うと「良かったわ!」

その土地の伝統的なダンスを、生演奏に合わせて、カタルーニャ人や他の国からのツーリストと一緒に手を繋いで踊るなんて、これは貴重な体験でした。楽しい時間を共有でき幸せ。モノより思い出、バルセロナに行ったら、サルダーナを観るなら、実際に踊りの輪の中に入って他の国々の人々と触れ合い、ともに音楽に合わせて楽しく汗をかくことをおすすめします。忘れられない思い出、宝物になります。