ロビンさんのワクワク研究室

ワクワク・トキメキ・ほっと一息。

旅のしおり:スペイン・バルセロナ ⑤トイレにまつわるエトセトラ

バルセロナの旅で少々私が苦労したのはトイレ問題でした。ガイドブックには「バルに入ってコーヒーを一杯頼んで借りろ」と書いてある。現地の人にもそう言われた。せっかくのスペイン・バルセロナの旅だからバル文化は楽しみたいけど、コーヒーそんなに好きじゃないんだよねぇ私。コーヒーじゃなくても、日に何度も飲みに入るのもちょっとな、、、。夏の街歩きの水分補給は基本、炭酸水持ち歩きでちびちびやるタイプ。時間とお金の節約旅なら尚更。

 

私が訪れた時は夏だったので、汗をかくだけであまり尿意はもよおさない、、、でも。女性の場合は生理もあるわけです。その日に当たるとどうしても定期的にトイレに入らなければいけない。そうなってしまった私は当初立てていた予定を変更し、夜、あらためて地図を広げ、翌日行きたい地域・場所の近くで無料で利用できそうなトイレスポットに赤丸を付け、ルートを変更。自分なりのトイレマップを作りました。

どんなところがある?

東京であれば、たとえば地下鉄を見つければとりあえず利用できる。でもバルセロナで駅のトイレを借りようと思ったら、地下鉄にはなく、スペイン鉄道RENFEのターミナル駅となります。私はトイレを借りるためだけに寄りました。

デパートは安心して利用できるけれど、日曜日などそもそもやってなかったりするところもあるので、事前に何曜日が営業日か休業日か調べておいたほうが良いです。

ピカソ美術館はトイレだけお借りすることも可能で大変助かりました。美術館へ行く道 “プリンセサ通り”もいろんなお店があって楽しいですしね。

あとはシウタデリャ公園の売店裏のトイレも利用できましたし、バルセロネータ(ビーチ)の仮設トイレも入りました。

以上、どこもひどく困るような問題なく利用できました(^^)どこも鍵はかかりますしちゃんと流れます。汚れのひどいところもほとんどなかったですし、ペーパーも一応あります。でも足りなくなった時のことも考えて、万が一のために流せるポケットティッシュは多めに持ち歩くのをおすすめします。女性の場合はバルのほかにどこに自分が利用できそうなトイレがあるか、目星をつけておくと良いなぁと思いました。

 

一つ、ショックな場面にも出くわしました。それは、ランブラス通りを過ぎて横道に入った、レイアール広場付近。レストランなどで賑わう一方、物乞いの人もいる場所、貧富の差が激しいな、、、と思って歩いていたら、背の高い大柄のおばあさんが中腰で不自然に立っていました。?おばあさんは立ったまま、街なかで用を足していました。日本にも路上生活者はいるし、私はいつも明日は我が身だと思っているし、認知症で粗相をしてしまうお年寄りもいます。でも、立ちションする女性は初めて目にしたので正直ショックでしたし、悲しい気持ちになりました。このおばあさんだって、今は今の事情があって、そして、若い娘時代もあって、子供時代もあって、彼女には彼女なりの、たくさんの物語があるんだと思うと、どうにもやりきれない気持ちになった。「これは別にスペインだからではない。日本だって、日本だって、、、」。悲しい場面ではあったけれど、これもやっぱり、旗を持ったガイドさんに付いて一日廻るコースが決められたツアーだったら、おそらく出くわさなかった。

 

 

生理用品はお国柄が出て面白いです。

日本からも持参しましたが、バルセロナでも買い足しました。昔は良く「向こう(外国)のはおむつみたいにぶ厚くて大きいんでしょう」と言われていましたね。ところがどっこい、逆でした。大きいデパート、大きめのスーパー、一般的なドラッグストアなど7〜8店入ってみましたがナプキンはスリムタイプしか見つかりませんでした。

ナプキンの大きさについては、たとえスペイン語がわからなくても大丈夫。ほとんどは日本と同様の涙マークで “量が多い日用” “少ない日用” の表示がされていました。また、cmで表示している商品もあるから具体的な長さもだいたいわかります。

でも細くて薄いスリムタイプばっかりは心もとないよ。。。

薬局でカタコトのスペイン語でやりとり。「こっちとこっちだとどっちが大きいですか?」「同じ。」「このウルトラってタイプもあるって書いてあるけどありますか?」「置いてない。」(-_-;)

そのくせ

日本にはまず売ってなくて向こうでは普通に売られていたのがタンガ。逆三角形のナプキン。Tバック文化のスペインならではの商品。そうか、たぶん向こうはタンポン使用率が高いからタンガが普通に並べられているしスリムタイプが主流なのか。現地で暮らしている女性の方々、私の見立ては当たっていますか?

「多い日も安心」「横モレを防ぐ」生理用品、私はやっぱり日本製がいいなぁと思いました。他の国はどうなのかしら。

   

 

 

支援のセンス湧くラボ:虐待防止 ①祖母の話

私のおばあさんは、亡くなる直前に入院した病院で虐待を受けました。

もう三十年以上前に亡くなった祖母の話。

だけど、大人になった今でも忘れることはできない。

 

 当時私は小学生でした。祖母とは一緒に暮らしてはおらず、年に一回、夏休みに家族で田舎へ行くと会えるのでした。のどかな田畑、山、川に囲まれた、野菜のおいしい自然豊かなところ。おばあさんは、夜になると「おやすみ」のかわりに「ションベンたれて寝ろ(トイレで用を足してから寝なさい)」と私たちに声をかけてから自分の寝床へ入った。いくつになってもきれいでいようとする心を忘れない人で、私達が遊びにお邪魔した際にみんなで集合写真を撮ろう!ということになり、みんなが庭に出て来ているのになかなか出てこない。ちょっとだけ待たせて、おばあさんはピンクの花がらのワンピースに着替え、お化粧をして登場しみんなをずっこけさせた。そんな可愛らしい素敵なおばあさんでした。

 

おばあさんは更に歳を重ねて行くうち、ある時体調を崩し、当時長男夫婦と内孫と住んでいましたが、諸事情有り 地元の総合病院に入院し、その後なぜか同県の精神病院へ転院となりました。周りの声を訊く限りその時彼女が今で言うところの認知症の症状が出ていたとも考えにくく、精神状態がそこまで不安定だったとも考えにくいのですが、なぜ精神病院への転院となったか、経緯がわからない。

その精神病院へ見舞いに行った親戚が、おばあさんから「家に帰りたい」と言う言葉を聞いた。

精神病院から退院したおばあさんは更に具合が悪くなっていて、実家から連絡を受けて会いに行った母が見たおばあさんは「別人になっていた」。もう実の娘とはわからなくなっていて、あさっての方向に視線が行っていた、と。床ずれ(褥瘡)もあった、と。

 

おばあさんが入院していた精神病院で何があったのか。

おばあさんはお風呂に入れてもらう際、職員に抱きかかえられ浴室まで行くと、硬い浴室に落とされたと。シャワーは熱湯だったり冷水だったりしたんだと。本人が不満を訴えたら、おとなしくなる注射を打たれたんだと。そばで暮らすおばの言葉として後日又聞きで私は知るのです。

 

田舎から離れた東京で暮らす当時まだ小学生だった私には、おばあさんを助けに行くことができませんでした。

助けに行くことができなかったとはいえ、子供ながら事実が知りたいと思っていました。それはどこの病院なんだ。どこの病院か、名前も知らずにうやむやに終わらせたら、おばあさんは浮かばれないだろう。病院名を知りたい。当時はインターネットなどなく、少しでも手がかりになる情報を調べようとすればテレビやラジオ、新聞、週刊誌か図書館だけでした。結局病院名はわからないまま、三十年以上の月日がたってしまった。

 

おばあさんは、悔しかっただろう。

 

大人になってからも、そのことが 頭から離れない。

 

私が障害者福祉の仕事に十年以上携わり、途中で介護福祉士の国家資格取得に挑戦しよう、絶対受かろう、と思ったのは、このことも理由の一つになっていました。あの時私はおばあさんを助けてあげられなかったけど、私は、人権人格を尊重した心地良い介助をしよう。

職場でも「それは虐待じゃないか」と思われる場面を何度も目にしてきた。

もしも自分だったら。

そう思うと、見ぬ振りなどできないし無関心でもいられない。先輩や上司に対して、虐待をやめさせることが何度かあったし、一度だけその場では助けてあげられなかった時は、自分が虐待しているのと同じだとずっと自分を責めることになった。

ひとは、一人ひとりに物語があって、それは、自分にも、あなたにも、お年寄りにも、身体の不自由な方にも、音声言語が不自由な方にもあるんだということ。福祉の仕事をしているとしばしば人権という言葉に出くわすけど、自分の中で咀嚼できている人間はどの位居ることだろうか。

ひとは、いつでもどんな時でも、一人の大切な人間として扱われたいんだ。

 

私は、大切に扱われたい。

 

三十年以上ずっと気がかりでいて、ずっと母に病院名を調べてくれ、とお願いしてきたけれど、母には母の事情もあって、母はずっと調べようとはしてくれずにいました。母なりに病院名を調べることを含め、この件には触れたくない、避けたい、思い出したくない様子でした。私は母なりに辛い作業になることに理解は示しつつも、「おばあさんを助けてあげられなかったけれど、せめて病院名くらいは知ろうよ。そうでなければ、おばあさんも浮かばれない。お母さんだってずっと引っかかったままでいいの?昨日今日急にお願いしたことではなくて、何年も前から調べて欲しい、とずっとお願いしてきたことだよ。調べないならもう一緒に田舎へお墓参りへ行けないよ。」

母はこの件で何度も逆ギレし、私に暴言を吐いたりもしました。しかし一人ではもうお墓参りにも行けない年齢となり、姉妹へ電話をかけ病院名を調べてくれました。

 

それは、当時ニュースで報道された病院でした。「おばあさんが入院していたのはここじゃないのか?時期も場所もあてはまるじゃないか」当時小学生だった私の見立て通りでした。

三十年以上たって、高齢者や障害者に関連する法律が変わりました。介護保険制度もできました。高齢者のボケは認知症という言葉で呼ばれるようになりました。人々の人権感覚は変わったか。もう誰も悲しい扱いはされていないか。どの病院も、どの福祉施設も、安心できる利用したい施設になっているか。

アメイジング・グレイス

アメイジング・グレイス

 

今宵の月のように

今宵の月のように

   

 

 

旅のしおり:スペイン・バルセロナ ④エンターテインメント

バルセロナに行って私がやりたかったことは、あこがれのガウディ建築をこの目で観たいということと、もう一つ、スペイン・バルセロナのエンターテインメントに触れる、ということでした。エンターテインメント大好き。大道芸大好き。外国の大道芸はどんな感じ?ガイドブックやネット動画ではなく、実際に生で体験したかった。そして、自分でもパントマイムとダンスを習っており、まだまだみそっかすの私ですが、いつか自分の納得するパフォーマンスを人前で、街なかで、表現できるようになったらいいなぁ、とそんな思いも持ちつつのバルセロナ訪問でした。

 

バルセロナで大道芸を観られる場所として有名なのはランブラス通り。スペインに詳しい知人から、事前に「あまり期待しないほうがいいよ」と言われていましたが、百聞は一見にしかず。行ってみました。 

f:id:robinwakulabo:20160413005006j:plain

f:id:robinwakulabo:20160413005028j:plain

スタチュー(銅像芸)がほとんどでした。メイクや衣装には凝っているけれど、動きにワクワクしない。投げ銭が入ったらポーズを変える・握手や写真撮影に応じる、というスタチューがほとんど。もしかしたらこの通りでパフォーマンスをする際のルールでいろいろ制約があるのかもしれないけれど、歩き回らなくても大きい動きで無くてもいいから、もう少しパントマイムの要素を取り入れたりするとぐっと注目が集まるし、ワクワクするパフォーマンスになるんじゃないかなぁ、と勝手に思ってしまいました。これは好みの問題かもしれません。個人的な感想。

 

本当は自分でもパントマイムとダンスでストリートパフォーマンスをして、投げ銭1ユーロ稼いでくるという、大きくて小さな夢というか目標があったんですけど、今回はまだまだ練習不足で、、と話をしたら、行きの飛行機で隣の席になった方からは「あなたの名前を教えてくれ。今後活躍するかもしれないから」と言われ、そうなれるように精進します(;^ω^)と答え、現地の宿のオーナーさんにも「パフォーマンスどこでやるの?観たい」と言っていただき、練習だけします、とだけ告げたシウタデリャ公園まで実際に私の姿を探しに来ていただいた、ということもありました(もしかしたら心配してくださったのかもしれませんが(*_*;)。

バルセロナの街なかや公園内でダンスの練習をしている人を私は自分以外見かけなかったな。ちなみに私は、 空港内とバルセロナの信号待ちではひたすら “その場ムーンウオーク” を、公園内では “練習している人” という設定で風船のマイムとMJとようかい体操をやりました。悔しいけど練習です、練習。つくづく「ようかい体操とバルセロナは合わないな」と思いました(ΦωΦ)はい。 バルセロナでようかい体操を踊った数少ない日本人です(*´艸`*) 

ようかい体操第一

ようかい体操第一

  • マイコ
  • アニメ
  • ¥250

 何が言いたいかというと、いろいろ制約はもちろんあるだろうけれども、バルセロナにも日本にもまだまだエンターテインメントの入る隙間はいっぱいあるんじゃないか、ということです。パントマイムやダンスを観たい人がいるってことです。私は出会った人たちや場所に感謝して、いつか近い将来、実際にわくわくするパフォーマンスで楽しんでもらったり喜んでもらえるように、精進しようそうしよう。次にバルセロナに行った時は必ず成し遂げよう。楽しい宿題。

 

サルダーナ:カタルーニャ地方に古くから伝わる民族舞踊とのこと。カテドラル前の広場でやっている。

バルセロナの空港で、駅で、本屋さんで、ふと気がつく。「あ、スペイン語と、カタルーニャ語と、英語。表記が3つある」ってこと。しばしば独立問題もニュースになる「カタルーニャ」。

そのカタルーニャの伝統的な踊りを、ぜひ味わいたい。見学だけでもいいけれど、それだと、たぶん私のことだから記憶が薄れてしまう。実際にあの踊りの輪の中に入って、一緒に音楽に合わせて踊りたい。

旅に出る前から、YouTubeでどんな音楽か?どんなダンスか?チェックはしていました。むむ、日本人には、、、いや、私には?ちょっとわかりづらい・つかみにくいかな、、、。実際に観てみたところで、やっぱりすぐには踊れないかもと感じました。それで私はどうしたかというと、まず広場のベンチに腰掛けて、踊っている様子を観ながら、足だけはステップを真似して動かしてみて、ひたすら覚えようとしました。必死(;^ω^)3曲分ほど観て練習したところで気がつく「サルダーナは曲によってステップが異なるぞ」。あ、当たり前か。この短時間に完璧に予習して振り付け・ステップ万全で臨むなど、旅行者の私には無理だからそろそろエイヤッ☆と勇気を出して飛び込まないと、そもそも一体何時までやってるんだサルダーナ。

サルダーナが今後も続くように、と小銭を協会に寄付をして、その印にシールをもらったところで、曲が終わった。 

f:id:robinwakulabo:20160413005106j:plain

 協会の方に尋ねてみる「サルダーナ、もう終わり?」

「30分休憩に入るだけよ。まだまだ続くわよ!」

その休憩時間をカテドラルの見学で時間をつぶし、サグラダ・ファミリアのステンドグラスとは違って伝統的なデザインでこれはこれでおもむきがあって味わい深いなぁ、とついでの観光が思わぬ良い時間を過ごすことになり

そうこうしているうちにバンドの生演奏の音が聞こえてくる ♫🎶♪♬♫🎶♪♬

サルダーナ協会の方の隣で踊れば、正しい振付を真似しながら動かせると思い、良さ気なポジションに飛び込む。踊りに参加している日本人は少ないな。荷物は輪の真ん中に積むから常に視界のなかにあり、泥棒に盗まれる心配がない。良いシステム!

「初心者だけど、いいかしら?」返事をもらう間もなくすでに始まっている曲、ダンス。私の右にカタルーニャ人、私の左には他の国からのツーリスト。お、私、なんとか真似して付いていけているじゃないか!

サルダーナの特徴的な振り付けとして、しばしば繋いだ手を上げたまま踊るかたちがあるのですが、私の左のヨーロッパ系のツーリスト(私よりも年配の女性)はこのポーズをキープするのが厳しいらしく(ちょっと観ていればそういうダンスだと心構えできそうだけれど、、、(~_~;)ともかく)、自暴自棄気味に「もうっ!しんどいのよっヽ(`Д´)ノ」と何度か繋いだ手を離してしまいました。その度に「私が持ち上げますから(^^)」と、こちらから手を繋ぎ直して、にっこり。私もしばしば肩こりストですけれど、ダンスは楽しく、ね。 

f:id:robinwakulabo:20160413005126j:plain

 初心者の私にはリズムもステップも難しかったけど、なんとか踊れる!楽しい!サルダーナ\(^o^)/何曲か踊り、一旦休憩に入ることになり、無事楽しく踊れた感謝を右隣のカタルーニャ人にお礼を言うと「良かったわ!」

その土地の伝統的なダンスを、生演奏に合わせて、カタルーニャ人や他の国からのツーリストと一緒に手を繋いで踊るなんて、これは貴重な体験でした。楽しい時間を共有でき幸せ。モノより思い出、バルセロナに行ったら、サルダーナを観るなら、実際に踊りの輪の中に入って他の国々の人々と触れ合い、ともに音楽に合わせて楽しく汗をかくことをおすすめします。忘れられない思い出、宝物になります。

   

 

 

 

 

旅のしおり:スペイン・バルセロナ ③ガウディ建築

バルセロナと言えば、ガウディ建築。みんな大好きガウディ。

あの突拍子もない発想。誰も思いつかないデザイン。緻密に計算されている設計。

死ぬまでに一度は観たい、と思っちゃったんだからしょうがない。

 

詳細はガイドブックにたいてい載っているので、このブログではなるべくガイドブックに載っていない隙間を、私目線で。

 

私の場合は弾丸旅行だったので、日中観るガウディ建築は以下に紹介する3つにしぼりました。3つとも入場券は事前に予約・購入しておくほうが当日待たされたり並ばずに済み、効率よく回ることができ、おすすめです。

 

まずは外回りの彫刻をじっくり眺めます。飽きません。事前にガイドブックを読んでおいて、各彫刻の表す意味を頭の片隅に入れておくとより面白いでしょう(例えば:受難のファザードのユダの接吻。16の数字の縦・横・斜め、足し算の合計が常にキリストが亡くなった33になる、とか)。中に入ると目に飛び込むステンドグラスは、バルセロナの他の歴史あるカテドラルなどと比べ、こちらはどちらかと言えば現代風のデザインです。

f:id:robinwakulabo:20160407173906j:plain

中の椅子に腰掛けてしばし深呼吸。

塔に上りたい場合もチケット事前購入。狭いところを歩くのに邪魔となる大きいリュックなどは事前にロッカーに預けることができます。正直な話、塔は時間に余裕があってどうしても上りたい人だけでいいかな。私は高所恐怖症だったので罰ゲームみたいに「怖ぇ〜」と言いながら降りたので、節約旅行の方は無理に上らなくても良いのではないかと思いました。

お土産屋さんの商品も充実しています。写真集、カレンダー、ポスター、ペーパークラフト、ポストカード、Tシャツなど。私は手頃な値段でかさばらないピンバッジを購入。デザインが何種類かあり、気に入ったものを選びました。

スケッチや模型が展示された博物館も併設されていました。そこの注意書きに「禁煙」「飲食禁止」などのほか、

「あられもない格好禁止」!?っていうピクトグラムがあって、日本じゃ見ない表示で面白かったです。たぶんバルセロナは暑いのでホットパンツなど露出の激しいファッションの人も多いからこその注意書きなのかなぁと想像しました。行かれる方は探してみてくださいね(^_-)-☆

 

トイレは清潔でほとんど待たずに入れました、問題なし。

 

そして夜のライトアップ。逆さファミリア。昼間とは又違った表情です。

夜景を観に行く際も、安全を確保した上でお出掛けくださいね。

 

f:id:robinwakulabo:20160407173626j:plain

ガウディ没後100年である2026年の完成を目指して工事が続けられているとのことです。完成したらまた観に行こう!

 

こういうナイスなセンスの公園が日本にもあればいいのに!と自分の部屋に切り抜きを貼っていました、おとぎの国のような公園。行くにはちょっと不便に感じました。私の場合は予約時刻に間に合いそうになく(旅は計画通りに行かないこともありますね)、予定を変更して行きはタクシーを利用しました。公園ではベンチに腰掛けてタイルを用いた装飾を愛でたり、シンボルのトカゲの像の頭を撫でたり。季節のお花や虫たちと出会うのも思い出になります。園内に小さなお土産屋さんもあり、ポストカードなどが売られていました。

 

住みたいカサ・バトリョ。どうしたら住めるのか。一日だけでも泊まりたいぞ。。。私の憧れの建物は意外なほど街なかに溶け込んでいて、見逃しそうになりました。私は事前に予約したスマホQRコードを提示して入場しました。入るとヘッドフォンとスマホみたいな機器を渡されます。日本語に対応。これがガイドをしてくれます(早送りもできる)。外からも中からも隅々までじっくり観て味わいましょ。ガイコツのバルコニーはあごに当たる部分が指でつまんだような喉仏みたいな突起がある、とじかに観て初めて知り、そんなところにも興奮。屋上にも行けます。カサ・バトリョの屋上でバルセロナの風に吹かれておいでよ。カサ・バトリョはこれまでに壁面へプロジェクションマッピングを投影するイベントなども行われていて(動画を拝見しましたが、何よりガウディ自身が喜ぶのではないかと思いました。ぜひ探してみてください☆)、いろんな楽しみ方を提案しているようですよ。

お土産も充実してます(私が訪れた時は日本語を習得されている女性スタッフが日本人よりも丁寧な日本語を話され、面食らいました。お心遣いはうれしい)。カサ・バトリョのスタッフはどなたも親切でした。

ガウディ建築の中でも一番大好きで一番観たかった建築なので、滞在中に夜のライトアップも何度も観に行ってしまいました。

 

f:id:robinwakulabo:20160407174004j:plain

 

 

Livin' la Vida Loca

Livin' la Vida Loca

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

旅のしおり:スペイン・バルセロナ ②食べもの・飲みもの

美食の国、スペイン。訪れたら食事もうんと満喫しよう!と楽しみにレストランやバルでの注文の会話も練習して行きました。でも、、、パエリアもサラダもワンプレートメニューもやっぱり日本人とは一人分の量が違う。噂で聞いてはいたものの、やはり多くて残すはめになり、残すのが申し訳なくて私は初日で懲りて、実はあまりたくさんのごちそうは堪能しませんでした(;^ω^)

バルで小皿をちょっとづつならともかく、自分の場合、レストランは一人ではなく複数で行くほうが良さそうだと悟りました。

 

カサ・バトリョ近くのバルで頼んでおいしかったトルティージャ。じゃがいもの入ったオムレツです。

 

f:id:robinwakulabo:20160403233757j:plain

メニューを見て、飲み物と思って頼んだヨーグルトドリンクは、食べる方のヨーグルト「ダノン」が出てきちゃった。語学力が足りなかった私の、今となっては笑い話。

店員:で、何か飲まないの?

私 :ひょえ〜Σ(゚Д゚)飲み物じゃないのかぁ(←ここだけ日本語で言ってのけぞる) 

   じゃ、じゃあ、サングリアで。

店員:はい、どうぞ。

私 :(で、でかっΣ(´∀`;))Oh, grande...(←またのけぞる)

明るい昼間から酔っ払いましたとさ。

 

Volare (Nel blu di pinto di blu)

Volare (Nel blu di pinto di blu)

 宿のそばに大きいスーパーがあって、買い出しにも行きました。ヨーグルト類は充実の品揃え。というか、種類が豊富すぎて迷ってしまったほどでした。ここでもやっぱり、スペイン語をもっと勉強して行けば良かったなと思ったのは、どの商品に何が添加されているのか、記されているようだけれども分からなくてパッケージの絵で想像して買ったことです。

 

私が訪れた6月中旬のバルセロナは、日本の8月位の暑さに感じました。水分補給は欠かせません。私は無糖の炭酸水(agua con gas)が好きなので日中もリュックに2本入れて持ち歩き、宿でも飲めるように、と、機会を見つけては購入していました。大きいスーパーには意外にあまり売っていなくて、地下鉄の売店だとたいていみつかりました。炭酸水ありますか?2本ください、と言って購入したものの、斜めがけのリュックにスムーズに入れられずモタモタしていたら、売店のおじさんが「袋、要るよね」と言ってレジ袋をくれ、目の下に人差し指をトントンと当てるしぐさ→「スリに気を付けてね」。スペイン人、優しい。

 

食べ物のお土産でお勧めはスペイン王室御用達のカカオ・サンパカのチョコレートです。おいしい。日本で買うととても高価なので、現地へ行かれたら是非。ばらまき土産でお勧めはプリングルスの生ハム味です。お手頃価格でいっぱい入ってる・味もおいしい・硬い紙の筒に入っているから割れずに持って帰れる・日本では未発売だからレア、喜ばれます。でも他の日本人観光客も皆が狙っているので、大きいスーパーやデパートでも売り切れだったりすることがあります。意外に個人経営のコンビニで見つかったりしますよ(^_-)-☆

 

   

 

 

 

 

旅のしおり:スペイン・バルセロナ ①一人で飛行機に乗る、乗り継ぐ

夏に行ってきました私目線のバルセロナの旅の記録が、ご興味ある方のワクワクやご参考に繋がりましたら幸いです。何回かに分けて、綴ってみたいと思います。

 

サグラダ・ファミリア、観てみたい」って人は多い。

私の周りにも多い。日本人にもファンが多いガウディ建築のある街。サッカー好きにとってもバルセロナは親しみがあるところ。

バルセロナにあこがれの気持ちを持っている人は多い割に、では実際に行こうと行動に移す人はぐっと少ないのは何故?韓国、香港、台湾、ハワイ、グアムあたりなら比較的予算も抑えられ飛行機に乗っている時間も短めで済む。でもスペインは長時間飛行機に乗らなければいけないし「ちょっくら行ってきま〜す(^_^)/~」と気軽に行けない感じがあるのではないか。あこがれるけどちょっとだけ敷居が高いらしいスペイン・バルセロナ

 私はね、「太陽と情熱の国」というイメージでした。とにかく明るいんじゃないか。うつうつしてた人も沈んだ気持ちが吹き飛んじゃうんじゃないかしら、と。窓を開けたらガウディ建築が見える街!なんて素敵なんだ!

サグラダ・ファミリア」も観たいけど、私は

カサ・バトリョ」に憧れていました。カサ・バトリョについてはガウディ建築の回であらためて書きますね) 

誰も思いつかないデザイン、あのガイコツのバルコニー何度も言っちゃうよ「なんて素敵なんだ!」。本物をこの目で観たいぞ。それを観ずに死んだらきっと後悔しちゃう。。。。。思っちゃったんだからしょうがない。夢を夢で終わらせない 私は叶えるタイプです。これまでも、それほど小さくはない夢を叶えてきた。

準・官製ワーキングプアだった私は、早速貯金箱を買って「バルセロナ貯金」とし、行きたい日付も書いて、わずかな給料から毎月数千円をこつこつこつこつ。。。。。ボーナスなんてないですから、何年間もかけて旅行資金を貯めたのでした。

 

2015年6月。

 

約20年ぶりの海外、節約旅行、しかも女性の一人旅。スペイン語は旅行会話を1ヶ月ほど習いに通ったのみでほとんど話せないし、学生時代好きだった英語も、離れてすっかり錆びついていました。そのくせ旗を持ったガイドさんの後を付いて行って、決められたコースを廻るだけのツアーは嫌だった。そんなの、きっと帰国する頃には忘れてしまう。わからないなりに私には私の、バルセロナで行きたいところ観たいものやりたいことは決まっていて、こだわりがあった。自動的に私のバルセロナへの旅は「旅行会社に飛行機の座席チケットと宿を取ってもらうのみで、中身はフリープラン」となった。宿は日本人経営の宿です。これは、女性の一人旅には心強く、良い選択でした。おすすめ。

 

身軽に行きたかったから、国内二泊用程度の小さなキャリーと斜めがけリュックだけの荷物。こんなに小さい少ない荷物の人は空港には見当たらなかったけど、これはラクチンです。夏だったので、持って行ったTシャツと下着のうち、半分は着古したおんぼろものを、もう半分は着ると気分が上がるお気に入りを持って行く。そして帰る段になったらおんぼろは捨ててくる。これで帰りに多少お土産でかさばっても大丈夫。

 

で、飛行機。

 

旅行会社の手配により、今回は往復KLMオランダ航空を利用。スカイブルーの機体。 

KLMは初めて乗りました。長時間の空の旅、決してゆとりのない座席、エコノミーの窮屈さは否めませんけれども、こまめに水分補給はありますし、客室乗務員さんの対応もまずまず。日本人クルーもいました。

行きも帰りも、日本人ではない乗客から「 席を代わってくれないか」と声を掛けられました。行きは、ある女性が少しの遠慮がちな様子もなくグイグイ押しまくってきました。

「あなたの隣りに座ってるのがうちの息子なのよ!ほら!ね!」

、、、し、知らんがな。いや、長時間のフライト、ファミリーで一緒に並んで座りたいのはわかるけど、これ、逆の立場だったら、日本人はなかなか言わないんじゃないかと思った。そもそも並んで座りたかったら、チケット手配の時にどうして並んで取らないのだ?と思ったけれど、そんな語学力は持ち合わせておらず「私は通路側がいいの。通路側ならいいわ」とカタコトで言いました。ま、席を代わってみたら隣が日本人のご夫婦で思いのほか会話も弾み、結果楽しい空の旅となったのでした。旅はいろいろありますねぇ。

 

それでも狭い座席に同じ姿勢でいるのが苦手なのは誰でも同じ。できるだけ意識してストレッチを心がけ実践するとして、それ以外では長時間のフライトも多くの人が言うほど私は苦痛ではありません。それは、普段食べられない機内食を楽しみにしているからです。

f:id:robinwakulabo:20160329232349j:plain

 

事前にインターネットで調べた評判通り、KLMの機内食はなかなかおいしくいただけました。アルコール大丈夫な方はせっかくのオランダ航空です、ウエルカムドリンクとしてハイネケンを頼むと気分です。CAさんに「おっ☆」って顔されます(^^) 私はサンドイッチとフルーツがおいしかったかな。私が乗った時は、和食やナシゴレンインドネシア/マレーシア料理)を選べる回もありました。いろんな料理が味わえて楽しい。事前調査通りに「明治エッセル スーパーカップ(バニラアイスクリーム)」も出ました。私はアイスクリーム好きなので、これまたうれしい。

 

直行便がないのでアムステルダム(オランダ)のスキポール空港で乗り継ぎも一人でやりました。海外旅行のトランジット、初めてでした(・・; 仕事で海外にしょっちゅう行かれる人は慣れたものでしょうが、私は約20年ぶりの海外、しかも今回は空港でのあれやこれや、手続き一切を自分一人でやらなければならない。しかも方向音痴ときている。いろいろ小さな失敗はあったものの、これは勉強になりました。自信にもつながった。一人でできるのか全く自信は無かったのですが、不安よりスペインに行きたい気持ちのほうが強かった。あと、旅行会社の方からの「スキポール空港はわかりやすいから大丈夫!きれいですし!」という言葉を信じちゃいました。スペインに行きたいのについでにオランダの空気も吸えるのはおまけみたいで ちょっとラッキーだとも思えました。ともかく何事もやってみないことには、ね。勉強勉強。なんとかなりました、はい。

 

スキポール空港で見つけたオランダのお土産で買って良かったのは、タオル。キッチン用品コーナーに置かれていたから、本当は布巾として売られていたのかもしれないのですが、生地が確りしていて、デザインもなんとなくオランダっぽい感じで気に入っています。

f:id:robinwakulabo:20160329232342j:plain

 

乗り継ぎ後の短時間フライトの機内ではオランダのお菓子が出たのですが、全員に行き渡ったところで男性のCAさんが女性独りで乗っている私に気付いて、日本人かと声を掛けてくださいました。そうだと言うと、他にも乗客はたくさんいたのに今配り終えたお菓子の箱を私の簡易テーブルの上に持ってきてひっくり返し、どさどさと2〜3個追加で落とし、「もうみんなに配っちゃったからね(余りをあげる)」。独り旅で寂しいのではとお気遣いいただいたのか、子供に見られてあやしてくださったのか、いずれにせよ優しい気持ちでコミュニケーションをとってくださったこと、そのお気持ちがうれしく、独り旅の緊張が少しほぐれたのでした。 (旅のしおり②へ続きます)

Suin Romanticon

Suin Romanticon

  • Monsieur Periné
  • ポップ
  • ¥200

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

音楽処方箋:つらい時に聴く曲 友人と私の場合

10年勤めた職場を辞める私に、先日、辞める前に一緒にご飯に行きたいと友人が言ってくれました(それが先日のブログで書いた沖縄料理です)。そう言って誘ってもらえる人が居るのって、ありがたいことですね。気の合う友人とおいしいご飯にお酒も加わり、リラックスしたところで、どんな話の流れだったかは忘れてしまいましたが、彼女がふと話してくれました。

 

友人:私、つらい時に聴くと元気になる曲があってね、、、。

私 :うん(知りたい)。

 

彼女はサビを歌ってくれました。

 

友人:♫ 泣かないで ひとりで 〜

私 :あぁ、安全地帯だ。

 

 ♫もう泣かないでひとりで ほほえんでみつめて

 あなたのそばにいるから

 悲しみにさよなら ほほえんで さよなら

 ひとりじゃないさ           (悲しみにさよなら / 安全地帯) 

 

悲しみにさよなら

悲しみにさよなら

  • 安全地帯
  • ロック
  • ¥250

 

 一人ひとりに物語があるから、人によって元気をもらえる曲も違ったりするわけか。こういう話題は好きだなぁ。

 

で、自分は?つらい時に聴く一曲ってあったかな?常に音楽が無いと嫌なくせに、音楽好きの割にぱっと答えが出ない。たぶん、苦しい時は何も聴く気になれずひたすらダメモードにはまっていく、というのが近いのかもしれない。でも、自分にも欲しいな。つらい時に聴くと元気になれるとっておきの一曲。

(今だって、精一杯がんばっているけど、嫌なことばかり思い出してしまって苦しい気持ちになることもあるよ。。。。。もともと春は心身ともに調子が悪くなりがちな私。。。。。)

と思っていたところで、朝、FMから流れてきた曲がどんぴしゃでパワーをくれた。特に好きなフレーズだけ抜粋すると

 

♫ 走って 転んで 寝そべって あたらしい明日が待っている

 

とか

 

♫ あした あさって しあさって あたらしい未来が待っている

 

とか

 

♫ 誰も 彼も どんな人も あたらしい世界をもっている

 

とか

 

♫ 泣いて 笑って 飯食って あたらしい自分になっていく

 

とか

 

♫あした あさって しあさって あたらしい未来がやってくる

                        (みんながみんな英雄 / AI)

 

 

みんながみんな英雄

みんながみんな英雄

  • AI
  • J-Pop
  • ¥250

 

 今の私に「あたらしい」は どうやら自分の耳と心に心地よく響き、勇気をくれるキーワードのようです。

(ちなみに耳馴染みのあるメロディ、曲はフォークダンスで知られているオクラホマ・ミクサー。アレンジでこんな風に全く違う印象になるのも面白いですねえ)

 

別れ。出発。チャレンジ。それぞれの春。

大丈夫。うまくいくよ。